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IPO市場を絶賛揺るがし中のgumi、今度は韓国子会社で数十億ウォン規模の横領事件が浮上

株式会社gumiは19日、「本日の一部マスコミ報道について」との文書を適時開示*1した。その内容は以下の通り。

本日、韓国における一部報道において、当社の韓国子会社gumi Korea(本社:Seoul-si,South Korea、代表理事:大野木勝)の役員による数十億ウォン規模の横領がなされた可能性があるとの報道がございました。

 

本件に関しては、子会社役員ではなく子会社従業員による関与の疑いが強く、また疑わしき金額は、現時点においては数千万円程度と見込まれ、現在社内調査チームを組成しその事実確認を進めております。


今後、公表すべき事実が確定しましたら遅滞なくこれを開示いたします。

[PDF]http://ke.kabupro.jp/tsp/20150319/140120150319416855.pdf

 

また、その現地報道がまだ日本に伝わってきていなかったため、NAVER検索でそれを探し、以下にその機械翻訳を微修正して転載する。(したがって、下記翻訳の正確性は担保されない。)

 

(アイ・ニュース24)

gumi Korea(구미코리아に横領事件が浮上し、gumi本社が緊急監査に着手したことが明らかとなり、関心が高まっている。

 

会社の内部事情に精通した関係者への取材によれば、グミ・コリアは今年3月初め、グミ本社による無予告での監査を受けた際に、数十億ウォン規模の横領があった事実が判明していたことが、19日分かった。

 

また、この事件にはグミ・コリアの主要な役員などが関わったことが分かっており、彼らの去就にも注目が集まる見通し。

 

2012年4月に設立されたグミ・コリアは昨年末、東京証券取引所に上場した日本の大型モバイルゲーム会社の韓国支社で、「進撃1942」、「ブレイブフロンティア」などのモバイルゲームを韓国国内向けに提供している。

 

この報道について、グミ・コリア側は「そのような事実は確認が取れていない」という。

( http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=105&oid=031&aid=0000345677 より機械翻訳したものを手直しして掲載。

 

gumi本社側が冒頭のリリースで何を否定したかったのかは、この元記事の内容を踏まえる必要がある。

つまり、以下の2点である。

gumi本社側の主張
  • 子会社役員ではなく子会社従業員による関与の疑いが強い(役員ではない)
  • 疑わしき金額は、現時点においては数千万円程度と見込まれる(横領は「数十億ウォン(数億円)規模」とまでは現時点ではいかない見込み)

 

先日、上場直後いきなりの下方修正で、市場内外問わず波紋を呼んだgumi。
それまで威勢の良かった國光社長のTwitterでの沈黙が続く中、その試練はまだまだ終わらないもようだ。

*1:2つ目の転載記事の通り、本当に「適時」なのかは触れないでおく。