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増える「IT勉強会ゴロ」「ミートアップ荒らし」 運営者らが消耗

このところ、Facebook 上で立て続けに「IT勉強会荒らし」に関する情報が投稿されています。*1

 

「荒らし」といっても、運営の進行を妨害するのではなく、「無償のミートアップで、無償で提供される食事だけを目的として乗り込む」というものから、「会場内の物品を窃取する」といった、主に己の(知識以外の)欲を満たすために盗み目的で不法に侵入する者が散見されているようです。

 
参加にあたってそれなりの費用がかかるセミナーなどとは異なり、勉強会やミートアップには、

  • 会場提供者
  • イベント管理者
  • 発表者
  • 告知サイト

などなど… の好意のおかげで無料で提供されているものが多く存在します。

 

しかしながら、実際に運営してみると分かるのですが、とりあえず感覚で応募しておいて、平気で当日キャンセルする人がいます。
ドタキャンすればまだいい方で、キャンセルもせず欠席するという人も少なくありません。


その結果、会場キャパの問題でやむなく断った「補欠者」が多くいるにもかかわらず、会場には空席が目立つということも多発しています。

 

そこは早期キャンセル登録を促したり、何度かドタキャンした人をブラックリスト登録するなどで対応出来るようになってきましたが、

 

「IT勉強会に窃盗目的の参加者がいる」

 

というのは、主催者側に「ただでさえ業後や休日を割いて企画しているのに、そんな心労までしてやるメリットあるんだろうか」との思いを抱かせるに十分な現実です。

 

もちろんミートアップだったりだと、主催者側に何らかのメリットがある場合が少なくないでしょうが、それでも会場提供者のイメージダウンにつながれば、無償での開催は困難になります。

 


そもそもこういった輩の侵入を防ぐには、参加費を事前に徴収するといった方策がもっとも効果的だったりしますが、そういう煩わしさの無さがIT勉強会の良さだった時代は終わりを告げようとしているのかもしれません。

 

運営者のため息が広がっています。

*1:本件に関する情報共有のため、このページで紹介(embed)してもよい方は

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