旧アブラハム「2018年7月期にIPO(株式上場)できるよう動いている」 目標時期を初記載か
「いつかはゆかし」で人々の記憶に刻まれ続ける、かつてのアブラハム・ホールディングス(現・あゆみトラスト・ホールディングス)のグループ会社であるヘッジファンドダイレクト社が19日、ホームページ上で「CMギャラリー」を公開した。
アブラハム時代以降、久しぶりとなる映像広告によるプロモーションを展開していくものとみられる。
かねてより、「エンジェル投資家を迎えた」「上場準備を進めていく所存」などのリリースを行ってきた同社だが、ここに来て上場に向けた動きを本格化させている可能性がある。
今回のエントリでは、この動きを多少裏付ける表現が、同社が出稿する求人広告にみられていたことを取り上げる。
あゆみトラスト関連会社の求人広告に、「2018年7月期にIPOできるように動いているところです。」という、上場目標時期を謳う表現があったことが、読者指摘により25日までに分かったのだ。
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この求人広告掲載期間は今月14日からであったと記載されているが、早くもウェブ上からは当該広告が閲覧できない状態となっている。
情報によると、25日から26日にかけて非表示となったもようで、単純に同社がかつてより運用を続けている「ゆかしメディア」編集・ライターの採用が落ち着いた可能性がある。
同グループが最も注力しているとみられるヘッジファンドダイレクト社では引き続き、上場準備担当職員をホームページ上で募集しているが、Wantedly等では、相変わらず自社のことを「日本No.1のフィンテック・スタートアップ」と表現したり、Wikipediaでは多重アカウントによる編集合戦がみられるなど、旧アブラハム・あゆみトラストグループの今後は、水面下の動きも含めて見逃せない状況だ。