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三菱車の走行メーター改ざん依頼が殺到? "自動車整備士"の投稿が話題

外部からの指摘により、不正な燃費データの改ざんが発覚した三菱自動車が、大きく揺れている。

 三菱自動車は26日、燃費データ改ざん問題の調査内容を国土交通省に報告し、1991年から約25年間にわたり、法令と異なる不正な試験方法で燃費データを計測していたと発表した。

三菱自、不正試験25年間 社長「会社存続に影響」 - 共同通信 47NEWS


2000年代には大規模かつ悪質なリコール隠しも発覚しており、同社社長も「自浄作用が働かなかった」、今回の事態について「会社の存続にかかわる事案」との認識を示している。

jp.reuters.com

 

こうした事態を受けて、政府と地方自治体は、不正操作されたデータに基いてエコカー認定されたことによる減税分を三菱自側から追徴する構えを見せており、同社もこれに応じるとみられている。
さらに、燃費性能表示の虚偽により、消費者が過剰に負担することとなったガソリン代の差額を補填を検討するとの報道もあり、株式市場は同社の先行きに非常にネガティブな反応だ。

三菱自動車は22日、軽自動車の燃費試験データの不正操作問題で、不正が発覚したことにより車の購入者に生じるエコカー減税の追加納税分を全額負担する方針を固めた。法令では、燃費の再計算でエコカー減税の対象外であることなどが確定した場合、購入者に追加の納税義務を課している。三菱自は購入者に負担が発生しないよう全額負担する方針。負担額は100億円を超える可能性がある。また、燃費性能の操作で余計にかかったガソリン代の補填(ほてん)などにも数百億円規模が必要になる見通しで、対応費用は同社の経営を圧迫しそうだ。

三菱自:エコカー減税、追加納税へ…100億円超か - 毎日新聞

 

 

このような現状で、ある掲示板の「まとめ」記事が一部で話題となっている。

vehicle123.com



この「まとめ」内の自動車整備士を名乗る投稿者によると、同氏のもとに、自動車の総走行距離メーターを大きく増やす改ざん行為についての消費者からの問い合わせが殺到しているという。

その理由として推測されているのが、前述の三菱自による『ガソリン代補填』の可能性。

消費者が、メーカー公表の燃費よりも過剰にガソリン代を支払ったのならば、三菱自動車が、その金額を購入者に返金するかもしれないと報道されている。


この話題により、『「走行距離に応じて返金する可能性が高」く、「走行距離が多いほどゲットできる」金額が大きくなるのでは』との思惑で、不正を企む三菱車ユーザー等から走行メーターの改ざんが可能かという問い合わせが、自動車整備士に寄せられていると投稿者らは推測しているのだ。


もちろん、掲示板上での書き込みであるため、過度に投稿者の発言を信じることはできないが、今年に入ってはメーター改ざん(こちらはメーター巻き直し)による中古車販売業者の詐欺行為への国交省の対策もニュースとなっており、もしも三菱自側が走行距離に応じたガソリン代補填を行う場合には、新たな走行メーター改ざん事例の発生可能性も十分に予期されるものと思われる。

中古車:メーター巻き戻し対策…車検証に「最大距離」記載 - 毎日新聞

中古車のメーター戻しについて - 昔整備士をやってた人間が知り合いにい... - Yahoo!知恵袋



一部の層に降ってくるかもしれない、このオモテでは言えないようなビジネスチャンスに、誰かが頭を痛める事態になるのだろうか。